山歩きが楽しい季節であります。未だちょいと肌寒くはありますが、空気がよくって気持ちがいい。眺めがよくって清清しいともなれば言うこともなし。歩いておりますればいたるところに新芽が芽吹きまして、山の色も若い緑に変わってゆきますな。山も目覚めたようであります。
本日の暦であります。
3月10日 木曜日 (旧暦 二月六日) 甲子(きのえ ね) 七赤
六輝:
先勝(せんかち・せんしょう) 先勝日の略。急用や訴訟などに吉の日とされています。
ただし午後は凶となります。
中段:
おさん(納) この日は別名天倉といい、万物を納めるのに吉。神仏祭祀、結婚、
見合いなどは凶。
選日:
甲子(きのえね) 甲子は六十二干支の最初にあたり、干支の五行も相生となって
いることから、その年、日は吉とされました。 また庚申待ちと同じ
ように、甲子の日の夜、大黒天を祀って子の刻まで起きている、
甲子待ちの行事も各地で行われています。
本日は「東京大空襲の日」であります。1945(昭和20)年3月10日深夜0時8分、東京でアメリカ軍B9爆撃機344機による焼夷弾爆撃があり、死者約10万人、焼失家屋約27万戸という、第二次大戦で最大級の被害を出しました。戦争というのはどうしてもやめられないものなんでしょうかね、人の命もさることながら、歴史あるものすべてを焼き尽くしますな。あたしが若い頃世話になっていた親方がよくこぼしておりましたが、京都の連中だけが日本の文化を背負ってるような顔しやがって、こち虎だってな、空襲さえなけりゃ寺だって何だって全部残ってたんだと。ま、わからないじゃありませんがね、戦争があっていいことなんざひとつもありゃしません。
本日も皆さんにとって追い日でありますように。