女房が食いたいってぇ事を言うので、昨日のうちから頼んでおいたトマトを取りに行ってきました。波乗りの後輩がトマト農園をやっておりまして、ここのトマトは高糖度でまるでフルーツのような味わいであります。なんかトマトの常識を覆したようにも思いますな。
浜松環状線は大久保にその農家はあるんですが、なんでもトマトを栽培する際に当たって水を与えないってんです。ま、そういう栽培法があることは知っておりましたが、実際に見て食べたのはここが初めてでありました。完熟したトマトは皮までが美味しく、コクがありまして香りも高い。これね、パスタのトマトソースにしますってぇと濃厚な味わいがたまらない。ほかのトマトなんざ使えなくなっちまう。で、彼のところの「さのトマト」はJAに納めておりまして、遠鉄ストアにもあるようです。が、あたしはここで直に買い付ける。値段は内緒。先輩のよしみでちょいと、まあ、その、ごにょごにょ、であります。あはは。
今回は20個ほど買ってまいりまして、女房とある方のために「シェイクド・トマト」を作ろうと。「シェイクド・トマト」ってぇのは、ふたの付いたビンにトマトを切り分けまして入れる。赤ワインビネガーとオリーブオイル、塩とバジルペーストを入れる。好みで粒入りマスタードってぇのもありだな。で、ふたをいたしまして、しっかりシェイクする。乳化するまでしつこくシェイクするんですが、中のトマトはつぶさないように気を使う。
夏はカッペリーニを茹でまして、さっと冷水にくぐらせれば、このシェイクド・トマトをかけて簡単「カッペリーニの冷静トマト掛け」なんてぇ洒落たメニューにもなりますし、サンドイッチにしても、カレーなんぞの料理に添えてもいい。もっとも、女房はそのまま食べちまいますが。ステーキなんぞの肉料理には抜群によく合いまして、脂っこいものでもさっぱりとさせてくれますな。
さて、十分にシェイクをいたしまして、美味しくなれと呪文も唱えた。あとは冷蔵庫で眠ってもらうんですが、あさってあたりから食べごろになるかな。実はこのときビンの下にトマトの汁とソースが溜まるんですが、これがまたたまらなく美味い。女房の喜ぶ顔が目に浮かびますな。
(晩はパスタかな)