朝っぱらからなにやら難しい顔をしている二匹でありまして、そんな小難しい顔をしなくっても、腹が減ったって言えばいいのに。大体がたいしたことは考えてもいねぇのに、やたらと小難しい顔をする癖があるんだな、猫って。口をきりっと真一文字に結んでさ。まじめ腐った顔をするんだ。ま、それが可愛いんだけど。
本日の暦であります。
3月30日 水曜日 (旧暦 二月二十六日) 甲申(きのえ さる) 九紫
六輝:
先負(せんまけ・せんぷ) 先負日の略。静かにしているのが良い日とされ、特に
公事や急用を避ける日。午後大吉。
中段:
とる(執) この日は執の意で、万事活動育成を促す日。祝い事など吉で財産整理
などには凶。
選日:
不成就日(ふじょうじゅび)
障りがあって物事が成就せず、悪い結果を招く凶日とされています。
特に結婚、開店、柱立て、命名、移転契約ごとなどには不向きで、
この日に何かを思い立ったり、願い事をすることすら避けるべきだと
されています。
十方暮れ(じっぽうぐれ) 干支相克の凶日で、甲申(きのえさる)の日から入って
癸巳(みずのと み)の日までの十日間です。この日は
労多くして功少ない日とされ、新規に事を起こすと失敗
損亡を招きます。なお、旅立ちにも凶日とされています。
本日は「マフィアの日」であります。1282年のこの日、マフィアの名前の由来となったとされる「シチリアの晩鐘事件」が起こりました。当時のシチリア島はフランス国王の叔父であるシャルル・ダンジューの苛酷な支配下にありました。1282年のこの日は復活祭の翌日の月曜日で、晩祷の為に教会の前に市民が集まっていました。そこへフランス兵の一団がやってきて、その土地の女性に手を出そうとしたため、その女性の夫はいきなりその兵士を刺しました。その場に居合わせたほかの市民もフランス兵に襲いかかり兵士の一団を全員殺してしまいました。そのとき晩祷を告げる晩鐘が鳴ったことから、「シチリアの晩鐘事件」と呼ばれます。この叛乱は全島に拡大し、フランス人は見つかり次第に殺され、その数は4000人以上に及びました。この叛乱の合言葉「Morte alla Francia Italia anela(全てのフランス人に死を、これはイタリアの叫び)」の各単語の頭文字を並べると「マフィア(mafia)」となり、これがマフィアの名前の由来であるという説があります。シャルル・ダンジューのアンジュー王家はシチリアから追放され、代ってシチリアの支配者となったアラゴン王家との間に20年に及ぶ戦争が起きました。怒りや憎しみはすべてを焼き尽くすものですな。報復には報復を。終わりのない戦いであります。
本日も皆さんにとってよい日でありますように。