浜松城公園の枝垂れ桜であります。今日は花祭りでして、まさに花咲き乱れましての春の只中といった風情でありますな。花祭りと言えば、浜松市民なら誰しもが「お鴨江さん」を思い出すんじゃねぇかなと。昔はすごい人出でもって、大工町のあたりから車を止めまして道は人で溢れかえっておりました。沿道に出ている夜店が楽しくって、いろいろとねだっては見るんですが、何も買ってもらえたことはありませんでしたな。でも楽しかったなと。
本日の暦であります。
4月8日 金曜日 (旧暦 三月六日) 癸巳(みずのと み) 九紫
六輝:
友引(ともびき) 友引日の略。午前中と夕刻と夜は相引で勝負無しの吉の日。
ただし昼は凶。この日葬儀を行うと、他人の死を招く恐れがある
といわれています。
中段:
のぞく(除) この日は不浄を払い百凶を除き去り、医師かかり始め、種まき吉。
結婚、動土は凶。
選日:
天一天上(てんいちてんじょう)
人事の吉凶禍福をつかさどる天一神が天上する日です。天一神は癸巳(みずのとみ)
の日に天上するので、それから戊申(つちのえさる)の日までの十六日間は、天一神
の障りはなく、いずれの方角へいっても自由であるとされています。
本日は「忠犬ハチ公の日」であります。忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会が制定。1936(昭和11)年から、この日に慰霊祭が行われています。ハチ公は、東大農学部の上野英三郎博士に飼われていた秋田犬でした。1923(大正12)年に秋田県大館市で生まれ、1924(大正13)年から上野博士に飼われることになりました。上野博士の存命中は、玄関先や門の前で上野博士を見送り、時には渋谷駅まで送り迎えすることもありました。が、上野博士が1925(大正14)年5月に突然亡くなった後も、毎日渋谷駅前で主人の帰りを待ち続けました。主人を慕うハチ公の一途な姿は人々に感銘を与え、忠犬と呼ばれるようになり、1934(昭和9)年4月、渋谷駅前に銅像が建てられました。銅像の除幕式にはハチ公自身も出席している。そして1935(昭和10)年3月8日に10歳余りで一生を終えました。ハチ公の銅像は第2次大戦中に供出され、現在のものは1947(昭和22)年8月に再建されたものです。忠義を尽くすのは難しいものでして、余分なことを考えるから尽くせない。難しいものでありますな。
本日も皆さんにとってよい日でありますように。