昨年行われた静岡ラーフェスでメニューに上がった「鶏白濁魚介系(とりぱいたんぎょかいけい)つけ麺」でして、かなり好評を博したってぇこともあり、お店でも提供しておりまして、今年も出ているかなと思って伺いますってぇと、あるある。で、これをいただくことにいたしました。(長い名前だ)
呼んで字の如しでありまして、炊き出した鶏のパイタンスープにカツオダシをあわせたつけ汁でありまして、ぎゅっと濃縮したコクのある味ながら、まろやかでさらりといただけるってぇものであります。Wスープでよく使う魚粉に比べますってぇと、魚粉のガツンてぇ脅しがなくって上品。しかも鶏パイタンと喧嘩をすることなくバランスよく共存しているってぇのがすごい。相変わらず16番の中太麺は滑らかでいて腰があって歯応えよろしく、つるりと喉越しもいい。この麺は本当に秀逸でありますな。つけ麺にはこの麺てぇ感じ。
ごろごろとサイコロ状になってつけ汁の中に入っている肉は鶏肉でして、なかなか食べ応えがある。しかし、ほろりと口の中でほどけまして旨みだけが残る。麺をつけていただくんですが、そのつど鶏とカツオの香りがふわりと香りましてこれがまた食欲を刺激して止まらなくなる。で、気がつけば全て完食してるってぇことに。
このつけ汁の最後の〆は雑炊でありまして、ちょいと冷えたつけ汁を温めなおしてもらいましてご飯を入れる。後はカツオダシでもってちょいと薄めていただくってぇ寸法であります。が、これもまたうまい。何ならチャーシューをおかずに、この雑炊だけでもいい。夏の食欲のわかない暑さの中でも、コイツならいくらでもいけるってぇ感じでありますな。本日も美味しくいただきましてご馳走様でした。
(鶏パイタンはうまい)