今日は旧暦の「八朔」であります。旧暦の八月でもって新月の日、つまり一日のことであります。稲の節句ってぇことで、あちらこちらでお祭りが行われたりいたしますな。でもって稲は「田の実」ってぇことで、これを「頼み」にかけまして、いつも頼みごとを聞いてくれている方へ感謝の気持ちを表すってぇことに。京都の花街では舞妓や芸子が、いつもお世話になっている師匠やお茶屋さんに挨拶をして巡る風習があります。
本日の暦であります。
8月29日 月曜日 (旧暦 八月朔) 丙辰(ひのえ たつ) 二黒
六輝:
友引(ともびき) 友引日の略。午前中と夕刻と夜は相引で勝負無しの吉の日。ただし昼は凶。この日葬儀を行うと、他人の死を招く恐れがあるといわれています。
中段:
なる(成) この日は成就の意で、建築、開店、種まきなどの新規事業はすべて吉。訴訟事等は大凶。
本日は「文化財保護法施行記念日」であります。1951(昭和26)年に制定。1950(昭和25)年のこの日、国宝・重要文化財等を保護するための基本となる法律「文化財保護法」が施行されました。前年1月26日に法隆寺金堂が全焼したのをきっかけに、文化財保護政策の抜本的改革が望まれ、従来の「国宝保存法」「重要美術品等保存法」「史蹟名勝天然記念物保存法」をまとめた「文化財保護法」が制定されました。この法律、意外と施工されたのが遅くってちょいと驚いた。先人達の文化的遺産でありますから、保護するのは当たり前と思っていたんですが、なんと戦前にはこの法律がなかったんですな。大事に次の世代へ受け渡さなくっちゃですな。
本日も皆さんにとって良い日でありますように。