9月1日にオープンした「みちの」さんは、西山町は舘山寺街道沿いにあるお店でして、札幌はすすきの街区にある「特一富屋」さんの姉妹店だってぇことであります。豚ガラと鶏ガラ、サバ節をベースにしたダシがかなり気に入りまして、今日はちょいと「塩」がどんな塩梅かなと行ってまいりました。
浜松ではこの「旭川系」のラーメンは初めての登場でありまして、昔よくチェーン展開していた「サッポロラーメン」系列の味とは一線を画しておりますな。豚と鶏ガラ、サバ節でとったダシに、たまり系の醤油でかえしを作り、焦がしラードを浮かせた醤油ラーメンは結構ガツンと力強い味でありました。で、塩はどうかなと。
お願いをいたしまして程なく出てきた「塩ラーメン」であります。見た目にもラードが少ないのがわかりますな。しかし、ここのチャーシューは見た通り肩ロースでありまして、これね、噛み応えがあって旨みが抜群であります。メンマとゆで卵が乗っておりまして、白髪葱が添えてある。
相変わらずもちっとした熟成系の麺は歯ざわりがよくって、噛みますればぷちっと切れもいい。スープをよく絡める縮れのある中麺でありますな。で、このスープ、醤油も味噌もこれ一本だってぇことなんですが、塩ダレを使ってラードを押さえただけでがらりと表情が変わる。あっさりしているんですが、ダシの旨みが溢れている。でもってサバ節の臭みもなければ雑味もない。魚介と動物系のバランスが絶妙な上に、塩の濃度も絶妙。これはね、味噌も行かなくっちゃなと。本日も美味しくいただきましてご馳走様でした。
(旭川系の本格派)