昨日はちょいと香嵐渓まで足を伸ばしてまいりました。香嵐渓は愛知県豊田市足助町にありまして、飯盛山の麓、巴川沿いの渓谷であります。ここは紅葉の名所でありまして、シーズンともなりますってぇと近隣の道が大渋滞を起こすほどの人気スポットであります。
浜松からは国道257号線を金指へ向けまして、愛知県は新城市本長篠の交差点を愛知県県道32号線、通称「伊那街道」へとり、鳳来小学校下の交差点を左折、再び国道257号線を北上しまして、国道420号線通称「鳳来寺道」をひた走る。時間にすれば2時間30分ほどで行くことができますな。もっとも、急ぎたい場合には東名高速から東海環状線足助インターで降りれば1時間とちょっとってぇところでしょうかね。昨日はこの鳳来寺道が途中で工事のために封鎖されておりまして、ちょいと遠回りになっちまいましたが、それでも山の中の道は気持ちよくって苦にはなりませんでした。現地へ着きますってぇと、当たり前ですが紅葉なんざまだまだってぇ感じでありまして、人もまばら。歩いておりますればちょいと気の早い紅葉が色を変えている程度でありますな。
橋の欄干から臨む景色はこんな感じでありまして、まだまだではありますが、ところどころちょいと色を変えておりまして、これがシーズンに入りますってぇと見渡す限りの赤ってぇ感じになります。が、ハイシーズンには、朝8時に駐車場が満車になるってぇ話しでありまして、ちょいとぞっとする。
香嵐渓は飯盛山の中腹にある香積寺にちょいと立ち寄ってみました。手水鉢には菊の花とモミジが。これはなかなかに気の利いた演出でありますな。気持ちがふわりとする。境内から山門を眺めますってぇと、この視界に入るのはほぼモミジであります。紅葉したときを想像すれば如何に見事か。
豊かな水を湛える巴川沿いの散策を楽しみました。ハイシーズンの朝一番を狙うとしましょうかね。
(しかし、静かで気持ちがよかった)