はる姉さんとちょび太がダンボールマンションの最上階で仲良く団子になっております。あ、ダンボールマンションてぇのは、あたしが作ったものでして、ダンボールでもって三階建ての猫屋敷を作ったんです。穴をくりぬいて中へ入れるようにしたりいたしまして、猫達はそれぞれに楽しそうであります。ま、作ったあたしが一番楽しかったとも思うんですが。
ちょび太(白)は我が家唯一ののオスでありまして、誰とでも仲がいい。ま、世話焼きで優しいからなんですが、はる姐さんに次いで二番目に我が家へ来たこともありまして、はる姉さんとの相性が一番かな。はる姐さんが難しい性格なのでってぇこともあるんですが、ちょび太には姐さんも心を許しているようであります。
なつ丸は基本的に団体行動はダメですな。よくしゃべっておりまして、いつも人の顔を見ながらミャーツクミャーツク何かを言っております。腹が減った!だの、ちょいと撫でて欲しいのっ!だの、何を言っているのかが分かるのがなんとも不思議なんですが、基本的にはいつもご機嫌な娘であります。ちょいとまあるいんですが。
我が家で一番でかい猫ベッドを占領しているふゆ坊であります。コイツはお転婆も度が外れておりまして、とにかく毎日家の中を転がるように走っている。しかし人懐っこさはぴか一でして、お客さんがお見えになりますってぇと、あたしよりも先に店先へ出てはご挨拶をする。えーっと、猫が苦手な方は本当に申し訳ありません。サビトラってぇこともあるんでしょうが、三毛猫のはる姐さんとは相性がよくない。てか、はる姐さんがちょいとふゆ坊は苦手なようでして、これが何とかなればなと思ってるんですがね。ま、ふゆ坊がもう少し落ち着けば、念願の四つ巴の猫ダンゴが見られるかなと。
「あたいが悪いみたいじゃないかっ」
ああ、おまいが悪いさ。
(我が家は今日も平和です)