夕方辺りから、表を浴衣の娘さんが歩いていたりいたしまして、今日は何があるのかなと。そういえば駅前の百貨店のところで浴衣のイベントが明日までやっていたななんてね。ちょっと待てよ、他にも何かあったぞと頭をめぐらせますれば弁天島の花火大会じゃねぇか。
こんな好天の花火大会も珍しいなと思いつつ、この遠州ではこの弁天島の花火が口開けでいろいろなところで花火大会が行われますな。きっとすげぇ人出なんだろうなと思えばちょいと腰も引ける。どうにも人混みってぇのが苦手でありましてよくない。そのうち儲けたらホテルの一室を借りまして、ちびりちびりと一杯やりながら花火でも見ようぜなんて、女房とした約束もだいぶ昔の話になっちまったなと。まま、いつになろうとも実行しさえすりゃぁ嘘にはならねぇ。ま、そのうちにな。
(女房は仕事で今夜も遅いのかな)