あたしんちのやんちゃなサビトラふゆ坊は、あまりに脱走を繰り返すので、いっそのこと散歩へつれて出てみようと思いつきまして、リードを付けて表へ。なんだかあまり上手くいきませんでして、突っ伏して動こうとしない。
「ぼくは外へ出るのは嫌だよ」
「表なんざいったって仕方ないじゃないか、危ないだけさ」
ちょび太となる姐さんは意外と冷めた感じでありまして、それでもふゆ坊が表にいるのがちょいと不思議そうな感じではありました。が、あまり騒ぎ立てることもなし、興味もさほど示す風じゃありませんでしたな。
ピクリとも動かないふゆ坊の散歩は失敗に終りまして、飛来した鳩にちょび太共々気を取られている。オッサンはちょいと肩透かしな気持ちでありました。ま、だんだんに馴らしますかね。
(浜松城公園へ連れて行ってみようかな)