「今朝の唐辛子も熟していてたまらねぇぞ」
「切っていても香りがいいですもの」
夏から秋の楽しみってぇと、この自家栽培の青唐辛子でありまして、今年は塩害があったものの何とか今の時期になって最盛期を迎えております。ま、ちょいと時期遅れではありますが、よく熟した唐辛子はあのピーマンのような苦味や酸味がなくって遠くに甘みを感じるほどの旨みと爽やかな辛さがたまらない。小口切りにした青唐辛子を味噌汁に入れて飲みますればこんなに美味いものはない。海上がりの体にこの辛味がたまらないんです。で、今朝はちょいと蓮根の炊き物が食卓へ登った。
しゃきしゃきと歯ごたえがよくって、これも飯が進む。女房はあたしが食べているのを見て「どうですか?」と心配顔であります。ちょいと炊き足りないかなと。ま、女房自身が弁当のおかずにってぇことで朝ぱっと作ったものですから仕方がない。ま、これでちょいと休ませて置けば味も染みて旨みもさらに出てくるんじゃねぇかな。味噌汁に卵と海苔、いつものおかずに一品増えますれば何やら朝から豪華な感じでありますな。今朝も美味しい朝餉をありがとう。
(満腹満腹)