のびているはる姐さん。本日は二十四節季の「大暑」であります。暑い最中ってぇことなんですが、二週間もすれば「立秋」がやってきますな。そそ、夏の最後の二週間であります。日本の暦はこの国の「季節感」に基づいておりまして、「兆し」を尊ぶのが日本の季節感であります。まま、実際にはまだまだ暑い日が続くんですが、暑い最中にあっても秋へ向かっていくんだよってぇところでありますな。はる姐さんもまだまだのびる毎日であります。
本日の暦であります。
7月23日 火曜日 (旧暦 六月十六日) 庚寅(かのえ とら) 一白
六輝:先負(せんまけ・せんぷ) 先負日の略。静かにしているのが良い日とされ、特に公事や急用を避ける日。午後大吉。
中段:あやぶ(危) この日は万事に危惧を含み、何事も控えめに慎んで吉。旅行、登山、船乗りなどは凶。
本日は「米騒動の日」であります。1918(大正7)年のこの日、富山県魚津の漁家の主婦たちが米の県外移出を阻止する集団行動を起こし、全国にまで広がった米騒動の始りとなりました。米の需要拡大に生産が追いつかなかったことや、米の輸入が自由化されなかったこと等により米価が急騰し、また、民本主義の普及に伴って反政府的気分が高騰し、異常な米価の高騰をきっかけに全国的な騒動が激発しました。魚津の運動を皮切りに富山湾沿岸一帯で米価引き下げ・困窮者救済の要求運動が発生し、これが新聞で報道されると、8月10日に名古屋と京都で大騒動が起こるなど全国に波及し、騒動は9月17日まで続きました。警察だけでは鎮圧できずに軍隊まで投入され、30人の死者と多数の負傷者を出す凄惨な事件となりました。政府は舵取りを間違うと大変なことになるんです。
本日も皆さんにとってよい日でありますように。