ぶん屋の抽斗

bunakane.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2013年 12月 14日

今日の暦

今日の暦_e0220163_19374401.jpg
つややかな南天の実が光を透かして輝いておりますな。冬は寒い季節ではありますが透明感のある季節でもあります。赤い実がよく似合う季節でもありますな。











本日の暦であります。

12月14日 土曜日 (旧暦 十一月十二日) 甲寅(きのえ とら) 一白

六輝:仏滅(ぶつめつ) 仏滅日の略。この日に開店、移転など、新規に事を起こすのはもちろんのこと、陰陽道で何事をするのも忌むべき日とされています。

中段:みつ(満) この日は満の意で、万障万物すべて満たされる良日。建築、移転、結婚、祝い事吉。

選日:三隣亡(さんりんぼう) 昔から普請始め、柱立て、棟上などには大凶日とされ、この日を用いて後日災禍が起きると、近所隣をも亡ぼすとされています。

本日は「四十七士討ち入りの日」であります。1702(元禄15)年のこの日、赤穂浪士47人が本所の吉良邸に討ち入りし、主君の仇討ちを成し遂げました。1701(元禄14)年3月、江戸城松之廊下で播磨赤穂藩主・浅野内匠頭長矩が、幕府の礼式を司る高家筆頭の吉良上野介義央に小刀で切りかかるという事件が起きました。浅野には即日切腹、領地没収という厳しい処置がとられたのですが、吉良には一切のお咎めがなく、これが事件の発端となりました。家臣たちは主君の仇を討つ為に綿密に計画を練り、翌年12月14日寅の上刻(現在の暦法では15日午前3時ごろとなりますが、当時は日の出の時間に日附が変わっていたので14日となります)、大石内蔵助の率いる47人が、本所の堀部安兵衛宅に集まり、そこから吉良邸へ討ち入りました。2時間の戦いの末、浪士側は一人の死者をも出さずに吉良の首を取ることができました。世論は武士の本懐を遂げた赤穂浪士たちに味方し、幕府は翌年2月4日、一同切腹という処置をとりました。この事件を題材として、歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」等100種にも登る作品が作られ、現在まで語り継がられています。「忠臣蔵」はまさに主人に忠誠を尽くした話でありまして、なんだか仁も義も勇もない世の中でもう一度見たい作品でもありますな。

本日も皆さんにとってよい日でありますように。









by komamono_bun_ya | 2013-12-14 05:36 | | Comments(0)


<< 「山彦」で限定にぼつけ      帯地鼻緒網代表草履 >>