昨日は外来受診がありまして浜松へ。なんだかんだと遅くなっちまって昼飯をどうしようかと悩んだんですが、病院からの帰り道でもって近いところと考えたら上島は「武蔵(たけぞう)」さんが頭の中でむくむくと大きくなる。1時を回ろうってぇと気ではありましたがカウンターが一つ空いてるだけで何とか座れてホッとする。
カウンターへと取り付きまして店主と新年のあいさつと無駄話を一つ二つ交わしまして、メニューを観ますればこの頃は「限定」づいているようでもってまた悩む。が、動物系好きのあたしは「丸鶏中華そば」を塩でいただくことに。バタバタしている最中ではありましたがさすがにオペレーションがよくってほどなく器が供される。鶏のいい香りがいたしましてまずは麺をすくう。見るからに濃厚なダシが出ているであろう清湯の色がいい。麺を口へと含め場鶏のコクがぶわっと口中に広がりましてつるつると麺がのど越し良く入って来ます。咀嚼をすれば相変わらずパツンと切れも良くって弾力もいい卵麺。卵を練り込んでいるのでやはり卵の味がするんだよね。当たり前の様ではあれども、なかなかこの味がしっかりする卵麺て少ないようにも思うんですが。チャーシューもほろほろと口の中へ入れますれば解けまして麺とスープ、チャーシューの三位一体の味。ここまで鶏が濃厚なダシだと、ほとんど「飲む鶏肉」ってぇ感じであります。あたしの好みの一杯でありますな。大変おいしくいただきましてご馳走様でした。
(白湯もいいけど清湯もね)