昨日はちょいと桃の花を愛でに出かけておりました。折しも二十四節気は「清明」を迎えまして生きとし生ける者たちが新たな命を謳歌する季節であります。七十二候は第十三候「玄鳥至(つばめきたる」)」を迎えました。春もいよいよ晩春でありまして、いよいよ初夏を迎える準備に入りますな。北国は一つ季節が遅れますから北上すれば桃の花ももう少し楽しめるかも。昼神温泉から妻籠宿へ至る「花桃海道」が気になって仕方がありません。
本日の暦であります。
4月4日 月曜日 (旧暦 二月二十七日) 丙辰(ひのえ たつ) 五黄
二十八宿:畢(ひつ) 祭祀婚礼棟上取引始吉
中段:たつ(建) この日は建の意で、最高吉日。神仏の祭祀、結婚、開店等すべて大吉。動土蔵開き凶。
六輝:仏滅(ぶつめつ) 仏滅日の略。この日に開店、移転など、新規に事を起こすのはもちろんのこと、陰陽道で何事をするのも忌むべき日とされています。
本日は「あんぱんの日」であります。1875(明治8)年のこの日、明治天皇が水戸邸の下屋敷を訪れる際に、木村屋のあんぱんが出されました。木村屋の木村安兵衛が当時の侍従・山岡鉄舟に「これまでは京都の和菓子をお出しすることが多かったが、純日本製のパンをお出ししたらどうか」ともちかけられました。木村安兵衛は、それまでのあんぱんに工夫をこらし、日本を代表する花である八重桜の塩漬をいれた桜あんぱんを開発しました。パンに餡子てぇのはとても日本的でオリジナリティー溢れる商品だと思いますな。さらにバターの入った「餡バター」も秀逸だなと。
本日も皆さんにとって良い日でありますように。