ぶん屋の抽斗

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2016年 10月 31日

ステロイドの離脱症状 (備忘録)

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昨日の日の出であります。いつ見ても気持ちの良いものでありまして、早朝に海へ行く目的の一つだったり。昨年、指定難病であるCIDPに罹患しましてなんとか一命をとりとめ海へも復帰できるようになりました。しかしながらまだまだ完全復帰には程遠くって、CIDPの「手足の力が入りにくい」症状はまだある上に、長期にわたるステロイド剤の投薬による副作用とみられる症状と、ステロイドをやめたことによる「離脱症状」が出ております。正直ちょっときつい。









離脱症状は、ステロイド剤の長期投与によって本来副腎で作られるはずの「副腎皮質ホルモン」を体が産制できなくなって起きる症状とのこと。次のようなことが起きるてぇ話であります。

・腹部の痛み
プレドニゾロン中止時に強い腹部の痛みを訴える人は意外に多い。胃痛や食道や胃の灼熱感によるものであったりする。

・うつや不安、気分の変調
多くの人がうつ傾向を訴える。不安症状の報告はそれよりは少ない。これは、ホルモン量やHPA機能の変化によるものと考えられている。同時にエネルギーの低下を感じる方も多い。ただし、体が回復してくれば安定してくることを知っておくと良い。

・自殺念慮
うつ傾向が強く出て自殺念慮を誘発する場合がある。減量中にそうした症状が出た場合はすぐに医師に相談することである。副腎機能が回復してくれば、徐々に改善し通常の状態に戻るはずだ。

・体の痛み
中止時に強い体の痛みがでることもある。最後の服用から起算して、数週間続くこともある。あまりにも痛みが強いようであれば、服用量を戻して改めて徐々に減らすことを検討する。

・食欲不振
プレドニゾロンは食欲増加と関連しているため、中止した時に食欲が減退することがある。服用中には常時空腹感があったのに中止すると食欲がガクンと落ちる。

・下痢
離脱時に下痢を訴える人もいる。もし辛ければロペラミド(ロペミン)を含む下痢止めなどが使っても良いだろう。このステロイド離脱による下痢に良い適応だ。

・めまい
様々な薬の離脱症状として良く出る症状。めまいが出たら慌てがちだが、大抵すぐよくなる。きついものだと数週間出るものもあるが、薬が体内から抜けて時間が経てばいずれにしても症状は徐々に消えていく。

・眠気や倦怠感
離脱によりほとんどの人に強い倦怠感やエネルギー不足感が発現する。これは、長い間薬に頼って機能していた体がそこから離脱していくにあたって避けられないプロセスだ。コルチゾールホルモンのレベルが下がると、エネルギー不足気味になるので、その恒常性を取り戻すには時間がかかる。

・発熱
中止時に発熱がある人もいる。プレドニゾロンがない状態に再適合しようとしている体の反応だ。この熱は通常最後の服用から1週間以上続くことはない。もし、それ以上続くなら医師に相談してよりゆっくりと減量を試みるなど検討した方が良い。

・頭痛
作用機序からして、重度の頭痛も抑えられる薬なので、中止した時に元々あった頭痛よりも強い痛みを感じることがある。時に片頭痛を誘発することもある。

・HPA(視床下部—下垂体−副腎系) の変化
長期間に渡ってこの薬を服用すると、誰もがHPAの変化をきたす。外からプレドニゾロンを補充している状態に体が慣れてしまい副腎が十分なレベルのコルチゾールを産生できない状態になるのだ。徐々に減量したとしても体が自然にコルチゾールを産生できるようになるまでは時間がかかる。

・関節痛
ステロイド中止時に激しい関節痛が出ることはよくある。これは内因性のコルチゾール産生が落ちているために起こる。離脱に伴う炎症の発現による場合もある。痛みがひくまでは体にストレスをかけすぎないことが大切だ。時に痛み止めを併用する。

・低血圧
中止時に血圧低下をきたす人もいる。ステロイドは血圧をあげる作用があるが、急激に中止すると血圧が急低下する。場合によっては、血圧が下がりすぎてめまいや失神に繋がるリスクもある。必要なら減量時に血圧をモニタリングしておくことも大切だ。

・低血糖
中止時に低血糖を起こすこともある。急激な低血糖は危険なので、必要であれば甘いものを備えておくとよいかもしれない。

・筋肉痛
一部、長期にわたって続く筋肉痛を訴える人がいる。もし辛ければ痛み止めなどで必要時に痛みを緩和するなど対策をしても良いだろう。

・吐き気
中止時に強い吐き気を催すことがある。この症状は続いたとしても数日で徐々に良くなる。徐々に減量しているのであれば、吐き気が長く続くことは少ない。

・嘔吐
中止時に嘔吐する人もいる。あまりにも急激に減量しすぎて、体が適応しきれない時に起こる。もし嘔吐するなら、減量に対して過敏状態であるか減量が早すぎた可能性がある。

・振戦(ふるえ)
多くのひとが、手足の不快な震えを訴える。良くある症状というわけではないが、生活に支障をきたす可能性がある。

・皮膚の発疹
中止時に皮膚の発疹が出ることもある。皮膚の灼熱感や痒みは皮下神経の刺激によるものではないかとする説がある。皮膚の痒みや刺激感があったら離脱症状を疑う。

・衰弱
中止時に筋力低下や倦怠感を起こすことがある。この痛みと衰弱感から完全回復するまでは数週間〜数ヶ月を要することすらある。長期間服用した場合の離脱で特に起こりやすい。

・体重減少
長期に渡ってプレドニゾロンを服用していると、体重がかなり増える傾向にある。体重増加の程度は個人差がかなり大きいが、完全に薬を中止した後、数週間で体重が落ち始める。

など。読んでいるだけで鬱になりそうでありまして、あてはまる項目も多い。嘔吐や吐き気、倦怠感に関節痛と筋肉痛、ひどいめまいに発疹や痒み、目がかすんで見える霧視など。いずれも自分の体が副腎皮質ホルモンを分泌してくれれば治る症状のようではありますが、これがほぼ毎日ひどくなったり軽くなったりはあれども続くってぇのはかなりストレスのあるものであります。その上CIDPで受傷した神経の傷の治りもまだ遠い感じもするし。まだしばらく戦わなくっちゃでありますな。早く気持ちのいい朝日のように体もすっきりしてほしいものであります。

(痛みだけでもなくなれば楽なんですがね)







by komamono_bun_ya | 2016-10-31 18:44 | 体のこと | Trackback | Comments(0)
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