本日は「正月事始め」の日であります。すす払いをしたり大掃除をしたりして歳神様を迎える準備をしましょう。歳神様は清潔なところが好きですから。また12月15日には「地の神様」を祀りましょう。これって遠州地方で盛んに行われていて他所ではそうでもないようですな。知らなかった。ま、気持ちよく新年を迎える支度を。
本日の暦であります。
12月13日 火曜日 (旧暦 十一月十五日) 己巳(つちのと み) 六白
選日:己巳(つちのと み)巳待ちとも言います。福徳賦与の神、弁財天を祀る日となっています。蛇(巳)は弁財天の使者と考えられていたことから、己巳の日に弁財天を祀るようになりました。弁財天はもともとインドの神で、妙音天、美音天弁天とも呼ばれています。人の穢れ(けがれ)を払い、音楽、弁才、財福、知恵をつかさどる、技芸の神です。また、雄弁と知恵の守護神ともいわれ、福徳を増し、長寿と財宝を与える神ともされています。
二十八宿:觜(し) 稽古事始吉 造作着初凶
中段:とる(執) この日は執の意で、万事活動育成を促す日。祝い事など吉で財産整理などには凶。
六輝:先勝(せんかち・せんしょう) 先勝日の略。急用や訴訟などに吉の日とされています。ただし午後は凶となります。
本日は「正月事始め」であります。年神様を迎える準備を始めます。昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な木を山へ取りに行きました。江戸時代中期まで使われていた宣明暦では、旧暦の12月13日の二十八宿は必ず「鬼」になっており、鬼の日は婚礼以外は全てのことに吉とされているので、正月の年神様を向かえるのに良いとして、この日が選ばれました。その後の暦では日附と二十八宿とは一致しなくなりましたが、正月事始めの日附は12月13日のままとなりました。今年は一番近い「鬼」の日は12月16日です。
本日も皆さんにとって良い日でありますように。