ぶん屋の抽斗

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2017年 07月 25日

指定難病とも一区切り

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今日は自分が罹患した指定難病CIDPの外来検診でありました。CIDPとは、「慢性炎症性脱髄性多発神経炎」てぇ面倒な名前の病気でありましてある日突然やってきたんです。ある日立っていられないほどの頭痛に見舞われまして救急車で病院へ。最初の見立てでは「ギランバレー症候群」だてぇことだったんですが、その後重篤な状況に陥りましてCIDPであると。ウイルスから守ってくれるはずの抗体が自身の神経を攻撃するってぇことでありまして、手足の筋力が麻痺し、自律神経までやられちまいまして呼吸困難からあろうことかあちこちの臓器まで麻痺する事態に。で、その後なんとか持ち直しまして罹患から2年と5か月。

今日の外来検診でもって一応CIDPとしての治療は終えますと。もちろん再発のある病気なので具合がおかしいと思ったらすぐに来てくれってぇことではありますが、一応ひと区切りを迎えることができました。正直まだまだ後遺症はありまして以前ほどの筋力体力まで戻せるかどうか。まずは走れるようにならねぇとな。今年は還暦を迎えまして年も年ですから無理をすれば他がまずくなることも考えられましてぼちぼちやんなくっちゃであります。画像は入院中のものでありまして、この時は筋肉がほぼ落ちちまってまったく歩けない状態で車いすに乗って院内生活をしていた時のものであります。まだまだ先が見えなくって笑える状況じゃなかったんですが、一緒の写真を撮っておこうって女房に言ったんです。女房も笑える状況じゃなかったんですが私が笑ったら女房も。で写真に収まった。以後女房の献身的な看護でもって気力を支えてもらえました。入院中だけじゃなくって罹患して以来退院してもずっと。女房には本当に感謝であります。

拾った命でありましてこれからの人生はほぼおまけ。正直そう長くはないはないなとも思ったときも一度や二度ではありませんでしたが、まま一旦は覚悟をしたこともありましていろいろなことに妙に冷静に相対できるようになったかなと。感情を昂らせることなく平穏に夫婦ともども行きたいななんてね。60年でちょうどひと区切りが来たなとなんだか感慨深い日になりました。

(もうちっと体を大事にしねぇとな)









by komamono_bun_ya | 2017-07-25 18:31 | 体のこと | Comments(0)


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