ぶん屋の抽斗

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2017年 10月 14日

柘植簪の価格高騰

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お客様からのご依頼でもって入荷待ちをしている柘植の簪であります。言い訳がましい話になっちまうんですがちょいと厳しいことになっております。柘植は素材でもってかなり価格が変わるんです。同じデザインでもって同じように彫っても素材の違いでもって最大5倍ほどの値段の開きがあります。例えば画像の唐草模様の透かし彫りでありましても外来のもの(中国南部からタイやカンボジアからの輸入品)であれば12000円ほど、これが国産の良いものになりますれば同じデザインであっても38000円~。で、最近この輸入のものが入ってこない。で、入ってきましてもかなり高くなっておりまして国産のものと値段的に変わらない。どうせなら国産の質の良いものの方がよくなっちまう。それに彫りをする職人さんたちの高齢化。実際あたしどもで仕入れさせていただいている職人さんは先だってお亡くなりになりましてほかの方にお願いをしているんですが、その方も全国の店舗分を賄っていたり。熊本で買おうが京都で買おうがお江戸で買おうがほぼ同じ職人達が彫っていたりします。簡単に言えば売り手市場でありまして納期も価格も全くコントロールできない。国産の高級柘植を素材にしましても納期が約束できなかったり。そのうちNC(コンピューター制御の切削機械)で彫ったものが普通になっちまうのかなと。なんだか釈然としないななんてね。職人達がその仕事でもってしっかりと利益が出せて働き甲斐のある国になってくれなくっちゃどんどん職人がいなくなっちまいますな。

(とりあえず職人のところへ行って来なくっちゃだ)









by komamono_bun_ya | 2017-10-14 16:41 | 簪/髪飾り | Trackback | Comments(0)
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