今日はちょいと舞阪の「浅草軒」へ行ってまいりました。旧国道1号線の静岡銀行と舞阪交番の間にある路地を南に入りまして、学校を超えたすぐ右側にあります。もうね、ここは長く通っておりまして、30年くらいは通ってるかなと。相変わらずいつも込んでおりまして、今日も中待ちが3組でありました。待っている間に注文をってぇ事で、中華と餃子を。もっとも、ここのメニューは中華そばと餃子しかない。夏の間は冷やし中華もありますがね。
豚ガラに鶏ガラ、香味野菜と魚介系のダシを合わせた、オーソドックスな遠州系のラーメンなんですが、ここはやはり漁師町ってぇこともありまして、魚介系のダシが強めでありますな。口の悪いやつは「煮干臭い」なんてぇ事を言いますが、これがなかなかに風味があっていいなと。葱の小口切りがたっぷり入りまして、スープもたっぷりでありますな。チャーシューは二枚と決まっておりまして、ちょいと小ぶりなときは三枚入る。この三枚入ったのに当たるとなんだか嬉しくなる。
ロースのチャーシューでして、これも昔ながらで何も変わっちゃおりませんな。小ぶりなんですが、噛み付きますってぇと押し返すような弾力がありまして、ちょいと繊維っぽいのはご愛嬌。これがさっぱりしておりまして、いつ食べても飽きが来ない味であります。
そして、ここの餃子がまたいい。パンパンに具が入っておりまして、ちょいとかぶりつけば中身が飛び出そうなほどパンパン。ま、こちらの方言では「ぱんちくりん」と言うんですが、この餃子をしっかりいただけば、腹もぱんちくりんであります。
昔から萬代製麺を使っていたと思うんですが、これも変わらない中細縮れ麺でありまして、スープをしっかり絡ませまして口の中でダシと小麦の香りが楽しめる。ちょいと大きめなシナチクと一枚だけ入ったナルトってぇのも昔ながらでありますな。いつ来ても安心していただける味でありまして、本日も美味しくいただきましてご馳走様でした。
(腹んぱんちくりんだいの)