「お味噌はどうされますか?」
「白にしとくれ」
今朝も早くに目が覚めたんですが、どうにも眠くてたまらない。なんだか体に疲れがたまってるなと思いつつ、またまた布団の中でうとうとしちまいましておきられない。朝飯を食らってのんびりと海へ向かおうと思ったんですが、無風で頭以上のサイズアップしたいい波は、7時頃には東風へと変わりジャンクになっちまったらしい。ああ、無念。(´;ω;`)ブワッ
ま、そゆこともあるさと開き直りまして、今日はゆっくりと体を休めることに専念しようと思うんですが、しかし悔しい。いい波に乗れなかったのは本当に悔しい。いい波に乗るために、そんな日を待って海へ通っているんですから悔しくない訳がない。ま、仕方がないんですがね。行けなかったんですから。
「この前買い求めた春キャベツですけど」
「お?買ったな、どうした?」
「胡麻和えにしましょうか?」
「いいじゃねぇか、頼む」
春キャベツには特有の遠い甘みがありまして、これをいただきますってぇと、春キャベツとは言えども初夏の香りだなと思いますな。てぇのも、よく通った浜松では老舗の餃子屋「福みつ」では、この時期になりますってぇと春キャベツを使って餃子を作るんです。これがほんのり甘みが出て誠に美味い。晩酌にいいんです。(むう、福みつの餃子が食いたくなってきた)本当に良く通いましたから、食材それぞれが季節ごとに変化する味にも敏感になっちまいまして、これが楽しみになる。軽く湯がいたキャベツは歯応えを残しつつもふわりとその甘みを感じさせてくれまして、和えたゴマがコクを出してくれますな。これが銀シャリに良く似合う。
「飯食ったらさ、会社へ送って行こうか?」
「雨、ひどいですから、そうしてくれると助かります」
「かまやしねぇよ、食ったらすぐに支度をしとくれ」
「はい、ありがとう」
今日はしっとりと雨模様でありますな。ちょいとのんびりそこいらを徘徊しましょうかね。公園なんざ人気もなくってしっとりしていいかもですな。ゆっくり休憩をして明日の波に備えるとしましょうかね。今朝も美味しい朝餉をありがとう。