あたしん所に置いてあるものは、当たり前ですが、あたしが気に入ったものしかありません。これもあたしが惚れ込んだものでして、今日お嫁入りが決まりました。寂しいようなうれしいような。ちょいと長い名前ですが、「透彫唐草紋柘植簪(すかしぼりからくさもんつげかんざし)」であります。
柘植のものは京都と東京へお願いしておりまして、それぞれに趣があって面白い。やはり京都のものは柔らかくって繊細で雅な感じがありますし、お江戸のものは張りがあって粋でありますな。この簪は京都のものでして、やはり柔らかな印象がありますな。大人の女性に挿してもらいたいなと。図らずも。
季節を問わず、ふわりとした印象がいいものですな。
(さて、また次をたのまなくっちゃ)