ぶん屋の抽斗

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2011年 07月 07日

氷り玉と籠巾着

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なんだかよく降るなと表を眺めて思ったんですが、まだ梅雨が明けてねぇんだよなと。7月といえば、あちらこちらで花火大会があるってぇのがいつもの様子でありますが、今年は震災の影響で自粛するのしねぇのとあちらこちらが様々でありますな。ちょいと翻弄されちまう。







ま、あたしはさほどに興味もなかったんですが、女房がまた花火が好きでして、今年はいくつか見に行こうかななんてね。相方が好きなものってぇのは、自分では興味がないものでもなんだかんだと気になるものでありまして、ラーメンも餃子もさほどに好きじゃなかった女房も、今じゃ休みの日は一緒にラーメンを食うのが楽しみになっておりますな。ま、そんなことと一緒にしたんじゃ花火もちょいとかわいそうな気もいたしますが、二人でもって花火を楽しむってぇのも夏の風情でもっていいものじゃねぇかなと。

浴衣でもって下駄履きで、からころと夜風を袂に行きますれば、露店が並びまして子供達が騒いでいる。お面をかぶった子供がおどけておりまして、綿飴をねだる子供がいたり、金魚すくいに熱くなっている親父がいたり。神社の大きな松の木の裏じゃ、浴衣姿の女子に胸をときめかせる男子がいたりね。わはは、それはあたしが中学の頃の思い出でありますな。そのうちヒュードドーン!てな具合に花火が上がる。パッと開いて、光の粒が開いたかと思えばパーッと落ちてくる。





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花火はさほど好きではないと言いましたが、実は好きでして、人ごみがどうにも苦手なんです。出来れば、花火の見える宿に部屋を取りまして、窓から見える花火をつまみに一杯なんてね。そんな大人の見方もしてみたいものではありますが、なかなかね。さて、今年はいくつの花火を見ることが出来ますやら。

(平日にはなかなかあがらねぇものな)

by komamono_bun_ya | 2011-07-07 16:24 | 蜻蛉球 | Comments(0)


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