「青唐辛子がいい香りだわ」
「辛味もな。しかし、今年は長いこと収穫ができるな」
夏になりますってぇと青唐辛子の苗を育てまして自家栽培をしております。で、今朝も香り高くって辛味と旨み抜群な青唐辛子が味噌汁の味と風味ををぎゅっと引き締めてくれております。一度これを知っちまいますってぇと、これなしにいられないほど青唐辛子が美味い。この苗が終わりますってぇとまた来年の夏までこれを食べられない。そんなことを思いますってぇととたんに寂しくなりますな。生で美味くって炒め物や煮物に入れてもうまい。どう食べても美味い青唐辛子はそのままみりん醤油に漬け込みましてちょっとした調味料代わりでももちろん美味い。今年は二度の塩害を受けましてダメかなと思ったんですが、その後何とか復活をいたしましてまだまだ収穫ができております。もちろん成長の度合いも数も減ってはきましたが、それでもまだまだ楽しむことができそうであります。
「ホウレン草が安かったのよ」
「冬野菜だからな、旬か」
「白菜や大根もそろそろ値が落ち着くわね」
「鍋の季節だな」
「そんなときにもまだ青唐辛子が採れたらいいのに」
「まったくだな、そうなりゃぁそんなにいこたぁねぇが」
旬の味ってぇものがありまして、年がら年中採れるのはどうかなと。もちろん好きなものが年中あるのはうれしいんですが、摂理ってぇものもありますし、第一楽しみが減る。まだかまだかと楽しみにしているからこそそれが出てきたときの喜びはなおのこと強くなるんじゃねぇかなと。
11月であります。なんだか今年もあと二ヶ月なんだななんてね。今日は久しぶりに昼間のサテライトで話をするんです。麺友会が先だって行ったボランティアのこと。週末には遠州バザールがありまして、麺友会からも会員のお店が二店舗でます。来週の日曜日はハングル能力検定がありまして、翌日には麺友会の忘年会。あ、ペン習字の発表会ってぇか展示用のものも書かなくっちゃだし、酉の市もある。今年は二の酉までだな。で、年賀状の支度もしなくっちゃだしな。師走も迫っておりましてなんとなく忙しない。一気にダッシュする師走と違って、なんとなくじわりと忙しさが迫ってくるのが11月でありまして、この感じがあんまりね、好きじゃない。とはいえ、しなくっちゃなんないことは山ほどありまして上手く片付けていかなくっちゃなと。まま、そんなことを考えながらの朝餉ではありましたが、今朝も美味しくいただきましてご馳走様でした。
(今日も一日張り切って行きましょう)