今日は飲み会があるんですが、スタートがちょいと遅いこともあり腹の調整をしようかなと、国道一号線浜名バイパス坪井インター近くの交差点脇で営業している屋台ラーメンの「身空」さんへ伺ってまいりました。ちょいとしばらくぶりだったので元気かなってぇのと、味の定期観測(笑)をしにお邪魔してまいりました。
お願いしたのは「しょっつる煮干」であります。煮干でダシをとりましてしょっつるを使ったかえしでもって提供されているラーメンであります。以前伺った時もそうなんですが、屋台の狭いスペースと簡易的な調理器具でもってこんな美味いラーメンが提供されるなんてと驚愕いたしますな。大手フランチャイズやチェーン展開している大手にはまねの出来ないレベルの高い味であります。
味の調整に使ってくださいと出された「しょっつる」と「朝日ポン酢」であります。これね、相当いい味出してまして、ダシとよく合うんだよな。この組み合わせはあたしたち昭和30年代のものならわかるんですが、まだ若い店主がよくこんなもの探したなと。
おもむろに店主が器に盛ってくれたのは刻み油揚げでありまして、こいつがダシを吸ってめちゃくちゃ美味いんで試してくださいと。で、おもむろに頂ますってぇとまずあっさりした味に後来いのコクのあるダシがたまらない。以前いただいたときよりもさらにだしがよくなっておりまして、この煮干は臭くもなんともない上にあっさりとしておりまして、その上コクと旨味が溢れておりますな。で、後乗せの刻み油揚げがダシを吸って確かに美味い。これははまる味であります。
そしてこの卸しょうががまたアクセントになっていい。しょっつるは言わば「魚醤」でありまして、魚から作る醤油であります。東南アジアでよく使われる「ナンプラー」とかと同類なんですが、これがまた癖がなくって旨味が強い。後からちょいと足しましたが淹れすぎると結構塩っ気が強いので気をつけてもらいたいものですな。何せ普通料理に使うときには30倍に薄めて使ったりしますから。
ちょいと手が加えられた屋台の中には常連と思しきお客さんたちが。店主と久しぶりにラーメン談議に花が咲きまして楽しくも美味しい時間を過ごすことができました。屋台と言って侮るなかれ、「身空」はレベルの高いラーメン店であります。本日も美味しくいただきましてご馳走様でした。
(また行かなくっちゃ)