今日のようにちょいと曇り空になりますってぇとやはりちょいと冷えますな。で、韓国のインスタントラーメンを使いまして、「ラーメンチゲ」ま、チゲ風のラーメンを作ってみました。よくやりますが、美味しくって体も温まります。結構たくさんの具材を入れますからお腹も一杯であります。
韓国のインスタントラーメンに「틈새라면 빨계떡(トゥンセラーメン パルケトッ)てぇのがありまして、おそらく韓国のインスタントラーメンでは一番辛いかなと。ご存知「辛ラーメン」よりは間違いなく辛くっておいしい。韓国ではラーメンといえば乾麺の事でありまして、食堂でラーメンを頼みますってぇと、そこのアジメ(おばさん)がインスタント麺に具を入れて作ってくれるのがポピュラーであります。生めんを食べようと思えば中華料理屋さんか日本式ラーメンのチェーン店へ行くしかないようであります。この「틈새라면(トゥンセラーメン)」てぇのはソウルのミョンドン(明洞)にあるラーメン店でありまして、そこのメニューを商品化したインスタントラーメンであります。「빨계떡(パルケトッ)」ってのは 「빨간(赤い) 계란(鶏卵) 떡(餅)」のそれぞれ頭文字をつなげたものでありまして、赤いスープに卵と餅の入ったものってことであります。今日はそれを使いまして作りました。
韓国料理屋さんで必ず使う「トゥッペギ」という土鍋がありまして、これを火にかけてごま油をちょいと垂らしまして、豚肉、白菜、もやし、ニンジン、シイタケ、長ネギを入れてよく炒める。底に湯を入れまして、インスタント麺に入っているスープの元とか役を入れてひと煮立ちしたら灰汁をすくいまして麺を投入。豆腐を入れまして真ん中に卵を落として5分間。簡単ぐらぐら。「トゥッペギ」はなかなか冷めないのでかなりしばらくの間ぐらぐらしておりますからメガネが全く用をなさない。厚いやら辛いやらでもって食べ終わった頃には汗だく。コチュジャンの甘辛い味がたまりませんな。で、ひとしきり麺を頂いた後は、「トゥッペギ」をもう一度火にかけましてご飯を入れてまたひと煮立ちさせまして雑炊を。栄養満点腹いっぱいでもって汗が止まらない。本日もおいしくいただきましてご馳走様でした。
(冬はこれに限る)