ぶん屋の抽斗

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2015年 01月 18日

今日の暦

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昨日は年明け初めて森町は小国神社へ詣でました。松の内も過ぎて少しは空いているんでしょうが、それでも結構な参詣客の数でありまして、さすがに遠州一之宮だなと。手水舎の水が差すように冷えておりました。が、陽射しに春の雰囲気が。冬来たりなば春遠からじ。











本日の暦であります。

1月18日 日曜日 (旧暦 十一月二十八日) 甲午(きのえ うま) 四緑

二十八宿:星(せい) 祭祀治療吉 婚礼葬儀凶

中段:とる(執) この日は執の意で、万事活動育成を促す日。祝い事など吉で財産整理などには凶。

選日:三隣亡(さんりんぼう) 昔から普請始め、柱立て、棟上などには大凶日とされ、この日を用いて後日災禍が起きると、近所隣をも亡ぼすとされています。

六輝:友引(ともびき) 友引日の略。午前中と夕刻と夜は相引で勝負無しの吉の日。ただし昼は凶。この日葬儀を行うと、他人の死を招く恐れがあるといわれています。

本日は「振袖火事の日」であります。1657(明暦3)年のこの日、江戸城天守閣と市街のほとんどを焼失し、死者が10万人にもおよんだ明暦の大火が起きました。この大火は「振袖火事」とも呼ばれます。その言われは、次の通りです。上野の神商大増屋十右衛門の娘おきくは、花見の時に美しい寺小姓を見初め、小姓が着ていた着物の色模様に似せた振袖をこしらえてもらい、毎日寺小姓を想い続けました。そして、恋の病に臥せったまま明暦元年1月16日、16歳で亡くなってしまったそうです。寺では法事が済むと、しきたり通り振袖を古着屋へ売り払いました。その振袖は本郷元町の麹屋吉兵衛の娘お花の手に渡ったのですが、それ以来お花は病気になり、明暦2年の同じ日に死亡しました。振袖は再び古着屋の手を経て、麻布の質屋伊勢屋五兵衛の娘おたつのもとに渡りましたが、おたつも同じように、明暦3年の1月16日に亡くなりました。おたつの葬儀に、十右衛門夫婦と吉兵衛夫婦もたまたま来ており、三家は相談して、因縁の振り袖を本妙寺で供養してもらうことにしました。しかし、和尚が読経しながら振袖を火の中に投げ込んだ瞬間、突如吹いたつむじ風によって振袖が舞い上がって本堂に飛び込み、それが燃え広がって江戸中が大火となったとのことです。物にはその持ち主の思いが籠るといいますから、人の気というものは強いものだなと。あながちウソだとも思えないような。

本日も皆さんにとって良い日でありますように。










by komamono_bun_ya | 2015-01-18 06:07 | | Comments(0)


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