今日はちょいと静岡市まで。美術館でもって「青磁の今」なんてぇことで古代中国の貴重な青磁から現代日本の青磁作家の作品までを網羅して展示をしていると。これは是非見たいと思いまして女房と伺ってまいりました。静岡市の美術館は葵ビルの3Fにありまして、ビルの中なんですが天井も高くって閉塞感がない。結構好きな美術館の一つであります。竹久夢二の作品を見に来て以来かな。
古代中国の物は色といい形と言いやはりいいものでありまして、その青に吸い込まれそうであります。朝鮮でも磁器はもてはやされましてたくさん作っていたようでありますからいずれ行ってみたいなと。しかし、現在の陶工達の作品も目を見張るものがありまして特に清水卯一さんの二重貫入は凄かった。貫入てぇのは釉薬が焼けた後に入るひびの事なんですが、これが計算してできるものじゃない。偶然だけじゃないにせよ全体のバランスも見ながらの制作はやはりすごいなと。どの作品をとっても素晴らしいものばかりでありまして、いつまでも見ていて飽きない。久しぶりにいい目の保養でありました。もっと頻繁にこういう催しをしてくれたらなと。
(磁器はいいですな)