「具合はどうですか?」
「ああ、なんとか」
昨日はちょいと具合がよくなくって今朝もそれを引きずっていたり。ああ昨日と逆転だなと思いながら朝餉を整える女房を見ていたり。卓の上に整えられた朝餉はいつもの目玉焼きとベーコン、漬物と佃煮、白米に味噌汁、味付け海苔。昔は味付け海苔が好きだったんですが、この頃は意図して買い求めることはなくなっちまったな。これもいただき物だし。より素材の味を楽しめる方がいいからかな? なんてひとりごちしながらいただく。大輔が先日亡くなりましてまだ39歳の若さ。「
多発性硬化症」と戦っておりまして、病巣は違えども症状はあたしの「
CIDP」とよく似ております。他人事じゃない。だいたいがあたしの病気も完治率は4%でもって国が指定するところの「難病」たる由縁。痺れや麻痺と一生付き合うのかと思えば気持ちも重たくなりますわな。「療養」ってじっとしているイメージがあるんですが、じっとなんかしちゃいられない。何かやってなくっちゃ不安でならないってぇのが正直なところであります。ましてや「症候群」でありまして、確固としたものはなくってましてやあたしは「稀」な方だなんてね。悪い方の。毎日を悔いなく過ごしたいなと。朝日がよく入る食卓で女房と過ごす朝餉のひと時はどんな治療よりも効果があるような。今朝もおいしい朝餉をありがとう。
(ジムにでも行こう)