「この蕗は小ぶりでしたけど美味しいですね」
「味付けもいいな、ダシが利いてて薄味で」
旬のものってぇのはそのk視閲をいただくってぇことでもってまことによいものであります。取り敢えず我が家には今筍と蕗かな。今年のの蕗はちょいと小ぶりのものを買い求めまして、これが存外美味しい。いつものしっかりとしたものは繊維がたくさん集まって一本の茎を成しているような感じなんですが、この小ぶりなものは、まるで麺のようにそれ自体が一本のもののような歯応えでもって優しくてぽくっとした歯ごたえがいい。ひと頃はあたしも女房も具合が悪くって、朝餉をいただくのが大変なほどでありましたが、今はお互い調子も良くって朝から美味しい美味しいとしっかりいただける。やはり人間しっかり食えないときはあまりよくない。蕗の煮物に筍の味噌汁でもって晩春をいただきました。きれいに平らげて女房と顔を見合わせる。色々ありますが、まずは頑張ろうぜと。今朝もおいしい朝餉をありがとう。
(白米が美味しく炊けた)