ぶん屋の抽斗

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2016年 08月 18日

南信州 阿智村「三日庵」でいつもの三日蕎麦

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先だって女房の夏休みにちょいと南信州まで蕎麦を手繰りに。国道153号線、通称「三州街道」をひた走りまして、昼神温泉への分帰路すぐ手前にある「三日庵」さんへ。ここはかれこれ30年ほど通っている蕎麦屋でありまして親父さんの代から今は息子さんへと代替わりをいたしまして、店名も以前の「末廣庵」から「三日庵」へと改名をいたしました。なんでも息子さんのお名前が「晶」さんてぇことでもって「三日」としたようであります。








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蕎麦は笊、大笊、三日とありまして、それぞれ一人前、二人前、三人前と。ここいらで片木(へぎ)に乗った三人前以上の蕎麦には店の名が冠されていることが多いようであります。普段は11時開店ですが、週末や祭日は10時の回転でもってあたしが伺った11時近くにはまだお客さんもまばらでありました。どちらでも同ぞなんてぇ従業員の方の案内に一番奥のテーブル席に陣取る。メニューも見る必要がないほど通っておりますれば「天ぷら二枚と三日蕎麦」と告げましてしばし女房とあれこれ話しながら待っておりますればまずは天ぷらがやってくる。天ぷらも旬のものをうまく盛り合わせておりますれば季節ごとに違うものが出てくるのもうれしい。次いで片木がやってまいりまして蕎麦の香りが一気に立ち込める。ここは山葵はついてこないんです。で辛味大根がついてくるんです。ウズラの卵を専用のはさみで殻を切って入れる。薬味の葱をたっぷり入れましていただく。黒味のかかった田舎蕎麦のは腰が強くって香りが強い。甘みの遠い汁は前回来た時よりも椎茸系のダシが表に出ておりまして、カツオの香りに昆布の甘みと相まっていいバランスであります。蕎麦の香りの立ちが頗るいい。天ぷら粉も自然薯の繋ぎかな? しっかりしておりましてさくっとしながらも具材はふっくらと味わい際立つ仕上がりでもってさすが。女房と顔を見合わせながらついつい笑顔になる。いつもおいしい蕎麦をご馳走様です。

(10月の新蕎麦が今から楽しみ)







by komamono_bun_ya | 2016-08-18 19:58 | 蕎麦 | Comments(0)


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