慌ただしい朝も味噌汁ぶっかけ飯

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「私は済ませましたから」

「おうよ」








今朝は女房がちょいと早く会社へ行かなくっちゃなんないってぇことでもっていつもより早く起きまして支度をしております。あたしゃ蒲団の中へ沈んでおりまして女房が身支度をしに二階へ上がってきますってぇと自分は朝餉を済ませたことをあたしに告げまして鏡台の前へ座る。あたしもそろそろ起きなくっちゃなと思いまして着替えて階下へ降りる。今拵えたばかりの味噌汁が手鍋の中から湯気を出しておりましていい香りが部屋に漂っておりますな。顔を洗いまして口をゆすぎ神棚へお参りをする。台所でもって手鍋の味噌汁へ卵を落としまして煮立つことのないようにとろ火でもって蓋をして待つことしばし。小丼に飯を盛りまして煮えた卵の入った味噌汁をぶっかけましておもむろに粉唐辛子を振りかける。それじゃぁ行ってきますねと慌ただしく女房が出ていきまして一人食卓でもって丼を抱えるようにして匙を繰る。これがね、美味いの。味噌汁の出汁はその配分を随分試行錯誤したんですが、水1リットルに対して昆布が20gの鰹節が30g。この具合がね、いいんだよな。昆布が強すぎれば甘くなり過ぎちまって力がない。カツオばかりじゃ鰹が買っちまって味噌が遠くなる。鰹節が効いた上に昆布でもって上品に包むような味わい。これに紀州は湯浅の造り味噌を溶きましていただく味噌汁は別格であります。あたしもこれから海へなんてぇことでもって慌ただしくいただきました。が、しっかり朝餉を取っての一日の始まりであります。今朝もおいしい朝餉をありがとう。

(刻み海苔を載せてもうまい)







by komamono_bun_ya | 2016-11-10 13:21 | 朝餉の風景 | Comments(0)