「ゴミ出ししてきます」
「お、じゃあたしは朝餉の支度を」
昨夜は早く床に就いたんですが今朝は起きられなくってどうにもよくない。土曜日の疲れが出たのかはたまた体調がよくないだけなのか、下肢に上手く力が入らなくって歩くたびにくすぐったいようなもどかしい感じでありまして「膝が笑う」とはよく言ったものだなとちょいと苦笑い。ここの所じゃ久しぶりに最低の体調でありまして気も滅入る。とは言え腹が空くのは生きている証拠でせめて飯ぐらいおいしく食おうじゃないかと半ば開き直りのように朝餉の支度にとりかかる。冷蔵庫に入れた容器から出汁を500ccほどを鍋へと取り分けまして火をかける。出汁は一度に2リットルほど取って容器へ入れ冷蔵庫に保存しているので慌ただしい朝には結構便利だったり。油揚げを細切りにいたしまして鍋へと入れちょいと煮立たせる。今日はシメジも。ひと煮立ちいたしますとアクを取りまして火を止めて味噌を解き入れて豆腐を切り入れる。鉄のフライパンは煙が出るまで火にかけまして油を落とし馴染ませる。卵を三つ溶きまして一気にかき混ぜながら火を入れオムレツの形を作っていくんですが、隅をきっちり形作ることでオムレツの形がよくなる。フライパンの先の方へ卵をよせまして、フライパンをちょいと前のめりに傾けながら柄の所を叩きつつフライパンを上下に振って卵を返していく。今朝はなかなかきれいな形に焼けましてちょいとご機嫌。女房は「月曜病」が出ておりまして浮かない顔。夫婦で具合が悪いてぇのは見る影もない。ま、飯が美味しければ少しは気も紛れるってぇものでありまして気を取り直して今日を暮らそうじゃねぇかと。今週は水曜が休みでもって今日明日を働けば休み。今日はあたしも仕事の片づけがありましてやらなくっちゃいけないことも多い。、ま、頑張っていきましょう。今朝もおいしい朝餉をありがとう。
(胡瓜の糠漬けを買いに行かなくっちゃだ)