連れ合いが「うつ」になりまして

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えっとですね、女房が「うつ病」になりました。ただ、死にたいとか、精神錯乱があるとか、そう言うんじゃないんです。仕事での強迫観念と不安感でもっていつも何かにひっ迫していてゆとりが全くなくなっちまったり、タスクの優先順位と時間軸がわからなくなったり、文章の理解力がかなり落ちていたり。今は毎日をほぼ自宅療養しております。写真立てに入れてある写真はあたしが女房と出会ったころのものでして、あたしが38歳でもって女房23歳の頃の写真であります。写真の女房は若いというよりもまだ幼さがあったりしますし、あたしなんか髪の毛があるもんな。











女房はどちらかと言えばキャリアウーマンでもって勉強もできる方でして会社でも結構成績が優秀だったり。女房が勤めるのはある大企業の子会社でもって営業をしていたり。ただ、その子会社が立ち上がってあまり時間も経っていないことから組織自体が小さく一人一人の営業負担が大きかったり。営業をして成績が上がったとしても今度はそのフォローをしなくっちゃいけない上にさらに顧客を取って来いってぇ具合。顧客は担当である女房に直にクレームやら注文を言ってきまして女房がほぼその後始末をする。抱えている案件は何千件てぇ途方もないものでありまして、それでもなんとかやってきたりね。

2年前の春にあたしが倒れてからはほぼあたしの世話と会社との板挟みでもってそれでもなんとかやっておりましてすごいなと。その年に今の袋井市へ家を買って出てきたりと目まぐるしかった。それが、ここのところあたしの容態も快方へと向かいまして少しほっとしたところで「うつ」の症状が出てきたらしい。「らしい」というのは、女房自身がこの頃自分自身がおかしいと思い始めて、10月の終わりに心療内科へ自ら出向いて下された診断が「うつ病」だったと。仕事量の多さと会社側の受け皿の小ささ、住環境の変化に加えてあたしの容態が少し良くなったところでほっとして症状が出ることがよくあるんだと。

11月頭の連休明けに「仕事に行きたくない」と女房が言うのでそのまま休ませて心療内科へ。3か月の診断書を書いてもらいましてそのまま休職することに。当初の2週間ほどは毎日毎日ほぼ寝て暮らしまして起きている時間の方が少ないくらい。最近は随分と容態もよくなってはきましたが、それでも本を読んだり人混みの中へ入ることや遠出は医者から固く禁じられております。疲れるからってぇのがその理由でありまして、ほぼほぼ放電しているのに無理やり充電しながら働いていたので、暫くは何もさせずにゆっくり休むところからが治療の始まりなんだそうだ。

家事はほぼあたしがやることにして、女房がすることはゴミ出しとか洗濯物を干すこととか。休職した当初は靴下の柄をそろえることができなかったり、文字を読んでも理解ができなかったり。医者に言われた通りに本を読むこととか集中力が必要なことや体力が必要なことは控えております。9月9日にあたしがチビ猫を拾ってきたことがタイミングよくって可愛さでもって心もほぐれた様子ではありますな。それに家も広いし周りの環境も自然に恵まれて静かであることも療養にはいいかな。最近では近場であれば一緒に買い物へ出かけたりもできるようになりましたし靴下の柄合わせで苦労することもなくなりました。が、まだまだ睡眠はとれるようでありましてよく寝ております。

最初に心療内科へ行って帰って来た時には、「私うつ病だって、超ウケるんですけど」なんてね。女房はたまたまそう診断されまして長期の休養を強制的にすることになったんですが、そんな人はいっぱいいるんだろうな。電通の社員が自殺したことに端を発した「ブラック企業」の問題と働き方改革でもって「時短労働」が生んだ大きなギャップ。社員に対する「過労」責任逃れでもって形だけの時短で仕事は減らないのに労働時間が短くなり結果時短をする前よりも労働状況は悪くなったり。そんなことも女房の「うつ病」発症原因だったり。

ま、なんにせよ、今女房はこちらへ越してきて初めて我が家とこの環境を楽しむことができていたり。女房が休職してひと月であります。しばらくはのんびり休んでもらって、その後のことはじっくり考えていかなくっちゃなとも。女房の会社は全国組織でありまして従業員も多い。が、女房と同じように休職している人たちもかなりの人数がいるようであります。社会の歪をもろに受けているのは現場で働いている人たちであります。この社会の問題は根深いなと。せっかく分け与えられた時間を女房と有意義に過ごそうかなと。

(毎日女房がいるのはいいもんだななんてね)








by komamono_bun_ya | 2017-12-02 15:36 | あたしんちの事