ぶん屋の抽斗

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2019年 01月 22日

料亭旅館「八ツ三館」と冬の白川郷 その六

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飛騨古川の「八ツ三館」を後にしまして一路白川郷へ。古川からは高山までバイパスを使い途中中部縦貫道から東海北陸道でもって清見の次のインターチェンジ「白川郷」で降りる。飛騨古川からはおおよそ1時間ほどと意外と近い。インターチェンジを降りまして白川郷まではほんの15分ほどでもって村営駐車場へ。で、駐車場手前でもって沿道の雪を片付けている人に呼び止められまして何事かなと。彼が言うにはそこの蕎麦屋の者で、この先村営駐車場は1000円とられるから、帰りにうちで食事をしていってくれたなら駐車場料金はただでいいとのこと。ならばッてぇことでもってそこへ車を停めまして村営駐車場を横目に見ながら出会い橋を行くことに。











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出会い橋から秋葉神社を越えまして、メインストリートの156号線を横切り明善寺を目指すことに。途中から降り出した雪はだんだんひどくなりましてどうにも真っ白。途中我慢たまらずお土産屋さんで傘を買い求めることに。あちらこちらをきょろきょろしながら合掌造りの家屋と豪雪の幻想的な中を歩く。明善寺からは156号線と平行に東側の道を行きまして県重要文化財の「和田家」の中へ入ってみることに。






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和田家はかなりの豪邸でありましてよくもまあこんな家を建てたなと感心頻り。その上この茅葺は傷んできますってぇと村人が皆んなでそれぞれの家の吹き替えを手伝うそうであります。一階には作業部屋と居間、仏間と奥座敷がありまして広さで言うとどのくらいだろ? ざっと60坪くらいかな、二階へ伸びる長い階段を行きますればそこは当時養蚕をしていたってぇ話でありました。二階の窓を開けますればそのまま外。ガラスも何もはまっておらず当時のままのようですな。平日ってぇこともありましてあまり人も多くはないようで比較的のんびりとあちらこちらを見ることができました。






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で、「和田家」からは156号線を南下しまして元来た出会い橋を渡り車を停めたそば処「脇本」さんへ。






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「脇本」さんもなかなか豪奢な合掌造りでありましてここで蕎麦を手繰れるってぇのもなんだかいいなと。何をいただこうかと女房と悩みまして飛騨牛丼とのセットをば。正直ちょいと高をくくっておりましてどうせ観光地だから大したことはないんじゃないかと。ところがどっこいこれがなかなか行ける。香り高くしっかりとした腰のそばにダシがびしっと利いたつけ汁は塩味も遠くって上品。飛騨牛丼はなかなかいい肉を使っておりましてジューシーでもって油の甘みが口中に広がる。このセットで2600円を高いと思うかどうかは人それぞれでしょうが、あたしども夫婦は十分満足。「脇本」さんを後にいたしまして車でもって展望台へ。いつもならばマイカー規制がされているってぇ話です、平日でもって人も少なく車で行くことができました。展望台から臨む白川郷はまさに幻想の世界でありまして飽きもせずしばらく眺めておりました。

白川郷を出まして、更に富山は五箇山へ。こちらにも合掌造りの集落があるってぇことでもって「菅沼集落」へと。白川郷からは東海北陸自動車道でもって次のインターチェンジでありまして片道30分ほど。インターチェンジを降りまして156号線を行きますれば国道沿いに駐車場がある。こちらに車を停めまして徒歩で谷の下にある「菅沼集落」へ。






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五箇山菅沼集落はひっそりとしておりましてお土産屋もあまりなく静かで好みであります。女房と雪の中をとつとつと歩きながら静かに巡ってまいりました。白川郷と菅沼集落とはなんだか、高山市と飛騨古川町のような対比だなと。今回の旅は高山の古い町並み、中でも豪奢な吉島邸、そして飛騨古川町の老舗料亭旅館「八ツ三館」、そして白川郷と五箇山は菅沼集落の合掌造りと雪国の古い家を見る旅でありました。元々古民家が好きなのでこの旅は本当に楽しかった。夏よりも冬が好きなこと、言い換えれば暑いところよりも寒いところが好きなことも再認識いたしまして自分の好みの再確認をした旅でもありました。「八ツ三館」さんの大女将が言っていたように春先にももう一度訪れてみたいところかな。女房と思い出しては「いい旅でしたね」と。また雪国の旅を計画しようかな。

(いい宿だったなぁ)









by komamono_bun_ya | 2019-01-22 18:15 | 出張/旅行 | Comments(0)


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